もう1回!

体の調子が悪くなってくると心の調子が良くなってくるんです。
体が元気な時はやる気出てこないのにね。
今日は鼻水がやけに水っぽくて鬱陶しいです。
おうちにいたら親父が風邪を引いて早退してきました。愛い奴よの。





高校デビューが面白くて何度も読んでいます。
実質的に「デビュー」が話の本筋なのは2巻くらいまで。
それ以降は元気で快活で単純な女の子と、静かであまり素直でない優男が
付き合うとどうなるのかがメインになってくるのですが、これが面白いんだな。


というのも、基本的に女の子が「カレシ」(=子供っぽい男の子のよう)っぽく、
男の子のほうが少し女々しくて、静かに見守る側(=大人っぽい女の子のよう)になるのですが。
(男の子のいつも袖に手が隠れてる描写や、
物言いはハッキリしてるけど口調はどこか柔らかいところは象徴的。)
この「子供っぽい男の子」と「大人っぽい女の子」って、少女漫画のセオリーでいくと、
主人公の恋愛の相手だったり、主人公の友達(脇役)だったりすることが多いと思うんです。
けどこの漫画はその二つのタイプをくっつけて、なおかつ男女を逆転させている!というのが
読んでいて新鮮かつ衝撃的でした。


もひとつ衝撃的だったこと。(ネタバレです)
男の子が前カノに戻ってしまうかもしれない、という場面で、女の子は会ってきな、と促します。
そこでね、普通だったら、
「(最後には私を選ぶと)あなたを信じてる」
というようなセリフが見られるはずなんですよ。実際読みながらそう予測してました。
なのにですよ。女の子は、
「(前カノを選んだとしても)あなたの一番になれるよう私ががんばるから心配いらないよ」
と言うのです!
こんなセリフ見たことがありませんでした。私は感動してしまった。
もちろん男の子はこんな女の子だから好きになったわけで、選択の余地などないんですけども。
この場面のページにしおりを挟んでしまった。あんまり素晴らしくて。


もうこれね、3巻以降、タイトル変えたほうがいいですよ。
高校デビューとかそういう問題じゃなくなってる。お話がタイトルから超越している。
いやあ、少女漫画っていいですね。やめられないね。





さて、今週末から少しずつ引越しが始まります。
それにはいい加減本棚を用意しないといけないのです。
段ボールの上にパソコン置いてる場合じゃない。