奇跡は誰にでも一度おきる
さて。世の中には、流行り廃り、というものが多々存在いたします。
それは衣食住から始まり、趣味、娯楽、エンターテインメントといった広いカテゴリを、迅速かつ強引に席巻しては、迅速に「次」が現れ、
まるで台風が次から次へと押し出すようにやってくるような有様であります。
この様子を人はブームなどと申しますが…。
人は、去っていくものを早かれ遅かれ忘れてゆくものです。
思い出しては懐かしいね、などとさわやかに微笑みあうのはまだ健全です。
ですが、社会が忘れたことをずるずると引きずったり、後から気がついて実行実践などしようものなら、
「あの人変態よ」
と周囲に言われてしまうのです。そんな世の中。
さて、本題です。
Comic Baton。
回ってきていたという事実に先程気がついたという、とんでもなく失礼な事態が発生しています。
冷や汗かいてます。
だってだって。だって去年の5月だもん。うなたまさん、大変申し訳ありませんでした。
もうね。バトン回してる光景をちまたで見ないですけど。
この世で最後のランナーになってやろうじゃないですか。
(もしかして、噂のミクシーとかいう社交場ではまだ顕在していたりするのかしら?)
①Total volume of comic on my Bookshelf
−本棚に入ってる漫画単行本の冊数
これは…何といっても、マイルームの本棚は奥行きが広いので(だってカラーボックスだから)
手前と奥2列で収納している上に、さらに空いた上部の隙間にどんどん突っ込んでっているので、
今まで数えるのを渋っていたのですが。
何にせよ、引越しのこともあるので、そろそろやらなければならなかったのですよ。
というわけで、蔵書整理いたしました。
結果は439冊でした。実家の分はわかりません。
②Comic thought to be interesting now
−今面白い漫画
この「今」がね。一年半後になってしまったのが本当に心苦しいのですが。
まさに今面白いと思って集め始めているのが川原泉作品です。
いやー、面白いってのは聞いてましたが、読んだことなかったんですよ。
こないだ初めて読んで、見事にはまっております。
もちろん、最初に手にとったのは「甲子園の空に笑え!」です!
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1995/03/01
- メディア: 文庫
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今でも活動を続けてるって知りませんでした。
一番最近のコレもすごくおもしろかったです。
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/06/29
- メディア: コミック
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現在連載中で、という意味でなら、大大プッシュのおおきく振りかぶってでしょう。
まさかH2に並ぶほど好きな高校野球漫画が現れるとは、て感じです。
しかし単行本化の遅いこと遅いこと。
本誌ではもう随分先をいってるのに。次巻はまだかー。
- 作者: ひぐちアサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/23
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③The last comic I bought
−最後に買った漫画
上で言及した、川原泉の空の食欲魔人。
収録作品の中で特に気に入ったのは、表題作の二本と「G・H・Qにいうからねっ!」。
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1994/09/01
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④Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me
−よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
1)おおきく振りかぶって
作者がね、実際に高校の野球部に張り付いて取材してたってのがいいんですよ。
もちろんノンフィクションな部分ばかりではないはずなんですが、
ほかの高校野球漫画に比べたら、ノンフィクションとフィクションの比率は全然違うと思うんです。
現実ではこうなんだよ、って部分を拾って、理想な世界に匂わせるやり方に弱いのかもしれません。
なんたって野球好きだから。
あと、序盤(1、2巻)でいきなり泣かされる漫画はそうは無いっていう意味で、つかみのインパクトが強大だったのを覚えています。
主人公の人格とか思考とかの描写がたまらんのです。
H2も大好きだけど、「こんな野球漫画みたことない」っていう帯の文句に乗じてこちらにしました。
2)寄生獣
これも有名作品ですよね。ミギーです。外国だとレフティ。笑
グロい描写は苦手なんですが、それを我慢してでも読む価値は大いにありました。
主人公の置かれる状況や、主人公自体までもがすこしずつ変化していく前半と、
悲しいことばかりが怒涛のように押し寄せる中にある小さな希望が涙を誘う後半。
なんだこの二行。いやー本筋に触れずに短くまとめるのってむずかしい。
というか無理です。だってスゴい漫画だから。以上。
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/07/20
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3)わたしは真悟
何日か前に日記に書いたものを抜粋いたします。
本屋でわたしは真悟を全巻買って帰るかしばらく悩んでやめた。
楳図作品を全て読んだことがあるわけじゃないけど、少なくとも読んだことがあるどれよりも好きなタイトルなんです。
本屋で一気に立ち読みしたことがあるってだけですが。
震えたね。店員なんて気にもしないで震えてたね。
でも今買ったからって読まない気がするんですよ。
あの本屋で、何かに追われているかのようにむさぼり読んだ、あのテンションだったからこそ、
私の中で忘れられない漫画になったのかもしれないし。
100%あの時と同じ感情が沸き起こるかどうかはわからないし。
これは結局、私自身のモチベーションの話なんですが、
この作品自体はとんでもなくスゴいのです。それは確か。
333カラトビウツレ
マリン ボクハ イマモ キミヲ アイシテ イマス
愛は狂気だ!
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/02/01
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4)道士郎でござる
これは面白いです。傑作です。
今日から俺は!、天使な小生意気に続く西森漫画は、やっぱり素晴らしかったです。
この人の漫画はそれぞれの人物の「まっすぐ」が非常に上手に描かれていて、気持ちいい。
あれよあれよという間に想像もつかない場所でオチてるストーリーも面白い。
そしてついに、今日俺やてんこなにはあまり無かった「主人公の成長」というカテゴリもしっかり取り入れて、
8巻という長さながら西森作品の最高傑作だと感じました。も・サイコー。
(あれ?主人公ってどっちだ)
- 作者: 西森博之
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: コミック
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5)翼を持つ者
あれー?あれだけなかよしラヴとか言っておきながら、結局のところ少女漫画部門は白泉社になってしまいました。
これは中学生の頃に読んだ漫画ですね。
今でも大大大好きです。少女漫画の中で一番好きです。中二病といわれても構わないさ。
フルーツバスケットを読んで喜ぶやつは、まずコレを読まないことには始まってもいねえんだよ!
と声を大にして言いたい。
高屋節はこの頃からしっかり存在しているんですねー。
フルバは最初のほうしか読んでないけど。最近終わったらしいけど。
序盤は絵、あんまりかわいくないんですけどね。そこで本を閉じたら勿体無いのです。
作者にはまた5〜6巻くらいにギュッと詰め込んだ漫画を描いてほしいです。
せっかくなので一番かわいい表紙のものを。
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1998/06
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⑤Five people to whom I'm passing the baton
−バトンを渡す5名
やりましたよ!
私走り抜きましたよ!!やった!
うなたまさん、本当に申し訳なかったです。ありがとうございました。
でもあああーもっといっぱいのせたかった。
勿体無いので、5作選んだときのとっておきの次点を、リンクだけ。
まだBLなんてものが普及していなかった頃の、古き良き男の友情漫画です。
- 作者: 那州雪絵
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1987/01
- メディア: 単行本
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つーか画像表示されなさすぎて泣けるぜ。
もう寝る。